プロフィール政策政治への思いブログ(活動日記)

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●地方自治体の官製談合にようやく注目が

昨年は福島県知事や成田市長を始め多くの自治体のトップが逮捕され、官製談合が未だに地方では色濃く残っていることが明らかになった年でした。
地方政治を見てきた私にとっては「ようやく逮捕されたか」という思いですが、多くの国民は衝撃だったのではないでしょうか。地方政治というのは普段マスコミ等の監視が行き届かないせいか、「え、こんなの未だに行われてるの?」という事実が結構あります。

今年は統一地方選挙の年です。この一連の逮捕劇を地方自治体の古い体質を変えるチャンスにしていきましょう!



●千葉市は談合疑惑度ワースト2位

では、そもそも千葉市には談合は無いのでしょうか。また適切な入札が行われているのでしょうか。
全国市民オンブズマンがまとめた資料を中心に政令市の落札状況を見ていきましょう。

<落札率の推移>
千葉市 落札率推移
<05年度の落札率の分布>
千葉市 落札率分布

千葉市の平均落札率は2005年度は91.2%で、政令市の中では高くもなく低くも無い状況ですが、入札制度改革を進めている自治体と比べると決して健全な数値ではありません。
また内訳を見ても、3000万を超える工事256件中142件が落札率:95%以上となっており、談合疑惑度は政令市ワースト2位(1位はさいたま市)となっています。

2002年度が88.2%と低い落札率になっていますが、これは公正取引委員会が2001年11月に立ち入り検査をして、千葉市内の業者124社が談合摘発の対象になった時期のため談合ができなかったためと思われます。
ちなみに千葉市は1999年にも292社が排除勧告を受けています。
その後、緩やかに落札率が上昇していることを見ると、未だに談合というものはこの千葉市においても根強く残っていることが推測できます。

2002年10月:124社に排除勧告
1999年8月:292社に排除勧告



●落札率だけで全てを判断してはいけない

落札率が談合の目安に使われることが多くなってくるにつれ「落札率を談合の判断基準とするのは適当でない」という意見も出てきています。

確かに落札率だけで判断するのは非常に危険で、例えば地下鉄工事の談合が明らかになった名古屋市の場合は業者が「95%未満になるようにしよう」と示し合わせていました。 そうすると、オンブズマンの資料でも名古屋市は平均落札率はワースト2位ですが談合疑惑度ではワースト4位とマシに見えてしまいます。
数値を少し工夫すればいくらでもごまかすことはできるわけで、大阪市なども同様の傾向があるのではないでしょうか。

また、そもそも入札価格は、現場の条件に照らして最も妥当性があると考えられる標準的な工法で施工するのに必要な価格という位置付けのため、施工の効率化が図られ、安く仕上がると、以後に発注される工事ではそれが施工に反映されるように積算されます。
従って、低い落札率の工事があるとそれを基準に積算されるので、以後の工事では低い予定価格が設定されるのが普通ですので、落札率が高いから一概に「談合だ!」と決め付けることができないことも事実です。



●入札制度で改善できる部分があるのも事実

しかし、入札制度の改革によって落札率が大きく変動するのは事実で、例えば横浜市の場合は中田市長の改革により一気に落札率が10%以上も下がり数十億円の削減効果がありました。
そして千葉市の入札制度改革は先進的な都市と比べると遅れている状況です。千葉市も同様に政治のリーダーシップで"談合しにくい入札制度"に改めていかなければいけません。

  • 現状2億円以上の工事に限定している一般競争入札を原則全ての工事(最低1000万以上)に導入する
  • 受注機会の少ない小規模な企業のみを対象とした"参加希望型競争入札"を導入し、中小企業にしわよせが来ない、そして新しい業者も参加できる仕組みを作る
  • 技術力や社会貢献などの要素を加味して、総合的に優れた企業を評価する仕組みを導入し、良い仕事をする、技術に優れた企業が報われる制度を整える


●入札制度改革は建設業にとっても必要

入札制度の改革によって当然建設業は競争が激しくなりますが、長期的に考えた時、今このタイミングで変えておかなければ、もっと大変なことになります。

私は建設業への影響も考え、段階的に制度を改革していく考えですが、もし財政が破綻寸前になるまで改革を後回しにしてしまった場合、夕張市のように急激な財政の引き締めが行われます。
500億の工事をいきなり250億に削減されることを選ぶか、建設業の体質改善を実ながら計画的に削減していくのと、どちらを取るかだと思います。

千葉市の財政はこのままでは必ず破綻します。
もう痛みを伴わない改革は不可能なのです。
手遅れになる前に勇気を出して未来を掴み取るしかないのです。



●金権千葉、土建千葉を変えよう

千葉はとかくダーティな政治のイメージが強いですが、事実昨年の複数の新聞に現職の市議が市の公共事業に圧力をかけていた事実が報道されたり、様々な噂を聞くことが多いです。
ここ千葉市においても摘発があるのかは分かりませんが、少なくとも「あってもおかしくない」と市民に思われてしまう政治からは脱却していかなければいけません。

千葉市議が市の公共事業に圧力 (当時の私の日記)


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