
●政治は難しい? いやいや、それ国政ですから
1人1人と話をしていて「政治のことはよく分からないので…」と言われることが結構あります。
でも、政治って本当に難しいことでしょうか?
確かに外交・国防・税制など、ある程度の知識が無いと何を言ってるんだか分からない分野もありますが、殆どの分野はむしろ我々が生活していく中で感じる「ここっておかしくない?」というのを詳しく議論しているだけで本当はどんな人でも関心が持てる内容だったりします。
●日常生活で感じた疑問を話し合うのが地元の議会
そして県議会・市議会というのはそうした身近な問題を議論している場なのです。
「ゴミの分別これでいいの?」
「あの道危ないんじゃない?」
「もっと子育てしやすい街にして欲しい」
などなど。
普段住んでいる街に対して何気なく思うこと、それを少しでも改善し、もっと住みよい街にするために地元の政治、議会は存在しています。
●政治=国政というイメージを変えたい
私は日本人が政治に無関心なのは、今まで教育の場でもどこでも国政ばかりクローズアップし、地元の政治について教えて来なかったことも原因として挙げられるのではないかと思います。
「政治は難しい」⇒「だから選挙にも行かない」
こうなっちゃうわけです。
まず地元の問題について議論している地元の議会を知ってもらい、「なんだ政治ってこんなもんか」と思ってもらい、その上で国政にも関心を持ってもらう、本当はそういう流れだと私は思います。
解決策
●じゃ、地方議会に関心を持ってもらうにはどうすりゃいいの?
地方議会に関心を持ってもらうためには今までのようなやり方ではダメです。
一番いいのは議会を傍聴してもらうことでしょうが、平日昼間に行われているのでサラリーマンはまず行けません。またインターネットで本会議の録画放送が見れますが、長くてダラダラしていてとても見る気がしません。
1.議会の夜間・休日開催の実施
市民に対するサービス業でもある議会が自分達の都合で休日休むのはおかしいのではないでしょうか。休日やらない散髪屋なんて商売が成り立ちませんよ。
「市役所の窓口を休日も開けるべきだ」と提案するなら、まず自分達が休日出勤すべきです。
私は働いている人も気軽に議会傍聴ができるよう、平日夜間、休日の議会開催を実施すべきと考えます。
いきなり全部というのは無理でしょうから、特に多くの市民に見てもらう必要がある事案にしぼって、各定例会(2、6、9、11月)毎に1日は夜間・休日に開催すべきではないでしょうか。
2.議会報告会の実施
上記を実施しても「やっぱり議会傍聴なんて面倒だよね〜」という方々も多いと思いますので、市民が集まりやすい場所で、議会で何を話し合って何を決めたのか報告する場が必要だと考えます。
マルエツの屋上でもいいですし、マリンスタジアムでロッテ戦の前にやってもいいんですよ。とにかく知ってもらう、関心を持ってもらう、これが一番大事だと思います。
3.本会議での質問回数を無制限に
これ何を言っているのか分からない方も多いと思いますが、本会議での質問は原則3回までとなっています。ということは
議員「ゴミ問題についてお聞きします。○○については問題だと考えますが、いかがでしょうか」
市役所「○○につきましては現在改善案を取りまとめておるところでございます」
議員「もう少し▲▲について具体的に説明をお願いできますか。市長の了解はあったのですか」
市役所「市長も了解しております」
議員「市長はいつこの件について了解したのですか」
市長「○月○日です」
はい、時間しゅーりょーです。これでは何も質問できません。
でも、持ち時間は(会派によりますが)1時間以上あり質問の機会は年間通じて滅多に来ないため、どうにか時間を有効に使おうとします。
するとどうなるか、一回の質問に全部盛り込んでしまうわけです。「福祉についてお伺いします。(中略)道路問題についてお伺いします(中略)教育についてお伺いします(中略)財政についてお伺いします」と一気に1時間近くも質問をするわけです。30以上の項目について質問することもざらにあります。
こうなると見ている方はもう何を質問しているか分かりませんし、さらに大量の質問に対して市役所側は担当課の人が細切れに1つ1つ回答するので、もう何の質問に対して何の回答をしたのかさっぱり分からなくなります。
⇒ 千葉市議会 議会中継 (試しに見て頂くと実感できると思います)
これを解決するためには質問回数の制限を撤廃するしかありません。
最近では緊張感のある議会に改革するため、一部の自治体でこの質問回数の撤廃に取り組むところが出てきました。たったこれだけで議会は驚くほど活性化するのです。
例として愛知県一宮市をご紹介します。千葉市議会の録画放送をご覧になった後、一宮市議会の議事録を見ると別物のようです。本当はこれが当たり前なんですが…
⇒ 一宮市議会の特徴 一般質問における一問一答方式(対面式)(一宮市)
⇒ 一宮市議会会議録 (一宮市)
●まずはできることを
上記を実現するためには議会で過半数の同意を得る必要がありますので、他の会派・議員と粘り強く折衝して実現していくことになりますが、それ以前に一人の議員としても実現できることはあります。
今でもある程度の議員が定期的に議会報告をしていますが、後援会に入らないといけない、議員事務所まで行かないといけないなど、気軽に情報が取れる状況にはなかなかありません。
会期毎に議会報告会を実施する、議会報告ペーパーを駅・街頭で配布することは当然として、さらにネットも駆使すべきだと考えます。
ネットというものは「市政に関心が無いわけではないけど議会報告ペーパーを取りに行くほどじゃないよ」という人にとっては有効な手段で、今でも活動日記をブログを使って掲載していますが、その日記を通じて市政に関心を持って頂ける方が出てきています。そうした新しいツールと今までも使われてきたツールを織り交ぜながら少しでも市政に関心を持ってもらうことが大事だと私は考えます。
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